先ほどグラウジーズのブースター感謝祭で報告させて頂きましたが

今シーズン限りで、選手を引退します。


プロバスケットボール選手として11年、終わってみればあっという間、という言葉では片付けられない、決して短かったとは感じられない素晴らしい11年だったかなと思っています。

正直な事を言うとまだまだ現役続けたかったです、まだまだプレーしていたかったです。

バスケが好きだから。

ただこればっかりは自分の気持ちだけではできない事ですし、昨シーズン辺りから引退を少し考え始めていたのも事実です。

タイミング的にはこの辺かなと。

プロとしては11年でしたが、小学校2年生のときにバスケを始めた時からある意味やってることには変わりはなくて。

今でも初めて給与をもらったときの、今までずっとバスケしてきて、同じ事をしてきているのにある時急に口座にお金が入っていて、衝撃を受けた事を覚えています笑

小学校二年生の時からずっとバスケが頭にあって、プレーしてきて、その常にバスケが中心の生活をしてきた自分が、プレーしなくなる生活を今は正直まだ想像できていません。

振り返ればいろんな事がでてきて、思い出されますが、毎日どうやったらうまくなれるだろうかと試行錯誤して、練習して、試合で活躍できて嬉しかったり、失敗して落ちこんだり、次はこうしてやってみようというプロセスが僕は大好きで。

そのプロセスがあるからこそ、苦しい時間が長いからこそ活躍できた時嬉しいし、勝利できたとき嬉しいし、チームのみんなやブースターの皆さんと勝利や喜びを共有できたときの言葉では表せないあの感覚は何事にも代えがたい。

その日々を僕はきっと恋しくなるだろうと思います。

でも悔いはないです。一日一日自分を向上させるためにしっかりやってきたので。全力を尽くしたので。過ごしてきた日々に後悔はありません。


この11年間、僕は色々なチームを渡り歩いてきましたが、全てのチーム、クラブ、チームメイト、コーチングスタッフ、クラブスタッフ、関係者の皆様に感謝申し上げます。

ありがとうございました!

そして11年間、僕の事を応援して下さったブースターの皆様にも感謝を申し上げます。

ありがとうございました!

皆様のおかげで、子供の頃からの夢だったバスケットボール選手を11年も続ける事ができました。

良いプレーが決まった時の歓声、チームの勝利の瞬間の歓喜。人にこんなに応援してもらえることって、なかなかない。

そして小学校二年生から、中学校高校専門学校、アメリカの短大大学指導して下さった先生、コーチ、一緒にバスケをしてくれたチームメイト、切磋琢磨したバスケ仲間。

ずっと支えてくれた家族。

たくさんの方々のご支援、応援のお陰で、小学校二年生から始めたバスケットをここまで続ける事ができました。

皆様に出会えた事に、感謝しています。


こんなに長く大好きなバスケットを、素晴らしい舞台でプレーできたこと、楽しめたことを本当に幸せに思います。

山口祐希に関わってくれた全ての皆様に、御礼申し上げます。

ありがとうございました。


2022年5月15日

山口祐希